九谷青窯の白いうつわ

2018年1月27日(土)~3月4日(日) 11:00~19:00

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九谷青窯は1971年に開窯。

主宰の秦耀一さんはユニークな経歴の持ち主で、伊豆で育ち、ご本人曰く若い頃は放蕩に明け暮れ、東京で会社勤めも経験した後、30を待たずに窯元になることを決心。しかもそれまで陶歴もなかったそうです。

ここにある白磁は、創業40年になる九谷青窯の初期からあるうつわばかり。そのほとんどは秦氏の指示で陶工たちが作ったものです。八角小皿にしても、しのぎ皿にしても、何をのせても様になり、使い易い。同じ白磁でも有田焼のような混じりっ気無しの「白」ではなく、陶石の純度が低いせいか濁りがあります。でもその濁りがかえって緊張を和らげ、古伊万里の白磁のような独特の柔らかさを生んでいます。

単調になりがちなシンプルな白いうつわが、このようにひとつひとつの持つ歪みや色みの違いによって、食卓が賑わい、使う楽しみが増していきます。

今回の企画展では、九谷青窯の白磁を種類豊富に取り揃えました。この機会にどうぞお手にとってご覧ください。


九谷青窯の白いうつわ
[会場]CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店(CLASKA 2F)
[会期]2018年1月27日(土)~3月4日(日) 11:00~19:00