箱をテーマにした展覧会「box / objet」が始まりました。

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CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店では、展覧会「box / objet」が始まりました。

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「箱」をテーマに作られた、12人の魅力的な作家たちの作品。その形やサイズ、表現方法は全く異なれど、どれも「箱」が持つ不思議な魅力を感じさせるものばかりです。

それぞれの作家による作品を、一部ご紹介します。

■澄敬一 / 「柱廊の箱」「空気の箱」「壁掛けの箱」

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左から順番に、「柱廊の箱」「空気の箱」、そして「壁掛けの箱」。「柱廊の箱」「空気の箱」はそれぞれ、空気や陽光のフィルターとして考えれらたもの。窓辺に置いて日々を一緒に過ごしたい作品です。

■堀井和子 / 「box set」

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堀井さんがアメリカ滞在中や旅行中に、デザインや色合いに惹かれ集めた紙片や雑貨たち。アクリルの蓋付きの紙箱に、そのワクワクの気持ちとともに大切に収めていただきました。

■古賀充 / 「FLAT WORKS BOX」

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日常でよく目にするダンボール箱。ガムテープや手書きのナンバーなど、役割のためにうまれた様々な要素を再現し、逆に役割をなくしたら。多くの人にとって身近な「箱」を見つめなおした、古賀さんらしい作品です。

■勝本みつる / 箱

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ガラス面のある木箱内に作られた空間の中では、ひとつの世界が立ち上がっています。このほか、白い紙箱や桐の引出箱など、様々な素材の箱をご用意いただきました。

■藤城成貴 / building

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小さな建築模型のような箱。紙の断面がアウトラインとして箱の輪郭を描き、見る角度によって様々な印象を受けます。それぞれの個体として、また合わせてビル群として、眺めていたくなる佇まいです。

■吉川和人 / ショーケース

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空間だけでなく時間をも区切る、ショーケースの透明なガラスの板。ショーケースの中だからこそ見せる、中のものの表情に気付かされる作品です。

■Tiny N 花生師 岡本典子 / 標本箱

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花や実、葉などを閉じ込めた乾燥植物の標本箱。アースカラーが広がる箱の中には、Tiny N ならではの世界観がぎゅっと表現されています。

■atsumi / 箱

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南京錠や、刺繍用の古い糸。今までなかった、色んなもののための専用の箱を、と作られた作品が並びました。専用の箱に納められたものたちは皆誇らしげです。

■西本良太 / box

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ギフトや商品のパッケージによく使われる透明の箱に、木材をぴったり詰めて。木材の連続や重ねによって、様々な表情を見せてくれます。

■葉田いづみ / box

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白くて小さい、どこか凛とした箱の数々。手元に置いて心地よく、少しだけ嬉しくなるもの、との思いが込められています。

kotoriten / Adventuskotori

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クリスマスのアドベントカレンダーならぬ、きたる2017年酉年の到来を祝うための、卵の箱を用いた作品です。「鳥にまつわるもの」が入った中身は、開けてからのお楽しみ。

■佐久間磨 / 「division」「out there」

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会場の一角にそっと置かれた、筒と箱。少しずらして重ねられた箱は、ものの質量感や素材、大きさなどのイメージへの問いかけを感じられます。

また、会場内では、恵比寿のブックショップPOST 中島佑介さんによる「箱」視点で選んだアートブックの展示もございます。

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作品やアートブックは販売も行っています。会期は新年1月9日(月祝) まで。個性豊かな「箱」の数々を、ぜひ会場で直接ご覧ください。


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[会場]CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店(CLASKA 2F)
[会期]2016年12月10日(土)~2017年1月9日(月祝) 11:00~19:00
*12月31日(土)~1月3日(火) は休業。1月4日(水) より通常営業。
*作品の一部は会期終了後のお渡しとなります。予めご了承ください。