「森脇靖 日常の器展」が始まりました。

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CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店では、陶芸家・森脇靖さんの3度目となる展示が始まりました。

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生まれ育った島根の土や釉薬を生かして、広島との県境にも近い島根・邑南町のアトリエで日常の器を作り続ける森脇さん。昨年の春から1年ぶりに、たくさんの器を届けてくださいました。

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「触れていると心地よく、肌身離さずという気持ちになるもの。」
今回の展示に向けて、森脇さんからお寄せいただいた言葉です。その言葉の通り、手のひらに包み込んで、ずっと持っていたくなるような小ぶりな器がギャラリーいっぱいに並びました。

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渋いながらもどこかモダンな山吹色、静謐で凛とした雰囲気の白、貫入が綺麗に入った青緑。3種類に見える色合いですが1つとして同じものはなく、釉薬のかかり具合や焼き上げの少しの差によって、個体それぞれの色が生まれます。

こちらは、丸いフォルムがやわらかな印象の花器。

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色合いや表情はもちろん、口の大きさや傾きも様々です。制作する上での物差しはなく、土を手に取り土と対話し、どんな花が飾られるかを想像しながら、それぞれの形やサイズを決めていかれるそう。1つ1つに個性があり、眺めていると愛着が湧いてきます。

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会期初日から3日間在店されていた森脇さんが、春の草花をしつらえてくれました。口が細いものは一輪をそっと挿して、広いものはばさっとラフに小花やグリーンを活けて。植物をやさしく受けとめ、空間に彩りを添えてくれます。

森脇さんご自身の思い入れも強いという、徳利とぐい吞み。

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お酒飲みにとって、これら酒器はほかの器よりも手にする時間が長いため、触れたときの心地よさ、並んだときの「仲間感」にこだわって作られています。つい注ぎたくなる徳利と、ずっと持っていたくなるぐい吞みで、お酒がより一層美味しく進みそうです。

ほかにも小皿やお椀、汁次や蓋物、カップやティーポットなど。

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毎日の生活や食卓で活躍する器を、盛りだくさんでご紹介しています。

「いつもご自宅で使っている器にプラスして、そっと脇役として添えられるもの。用途はもちろん、存在として色んな方の生活に馴染んで、必要なものとなってくれることを想いながら、器を作っています。うちの食卓ならこう使おう、と自由にイメージを膨らませていただけると嬉しいです。」と語る森脇さん。

丁寧な手仕事で作られた日常の器を、どうぞお手にとってお確かめください。そしてぜひご自宅の食卓のお仲間に。

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会期は4月23日(日) まで。皆さまのお越しをお待ちしております。


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[会場]CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店(CLASKA 2F)
[会期]2017年4月1日(土)~23日(日) 11:00~19:00