五十嵐元次 角田陽太「Quiet Objects」展がはじまりました。

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CLASKA Gallery & Shop "DO" 渋谷パルコ店では、五十嵐元次 角田陽太「Quiet Objects」展を開催中です。

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福島県・会津美里町で作陶されている五十嵐さんの工房へ、仙台市出身で現在東京を拠点に活躍するデザイナー 角田さんが訪ね、一緒に作った新しい日用の器。「IGARASHI / KAKUDA」と名付けられたシリーズが発表されました。

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2年前に独立しYOTA KAKUDA DESIGN を設立するまで、無印良品でプロダクトデザインをされていた角田さん。今回の新作はしかし、図面で設計し均一な精度で量産するプロダクトとしてではなく、角田さんが描いたスケッチと寸法を頼りに、五十嵐さんの手と経験にゆだねるかたちで生み出されたものです。

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型を使わずに一点一点手で作られていますので、シンプルなかたちですが穏やかなゆらぎがあり、温かみが感じられます。各1,890~7,560円というこなれた価格も魅力。
日々の食卓で「気づいたらよく使っていた」というような、さりげない愛着の湧く存在になりそうです。

会場ではこのほか五十嵐さん、角田さんそれぞれの作品も販売しています。

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こちらは角田さんの東京西海からの新商品「SOAP」(1,050円)。石けん入れの形をモチーフにした磁器(波佐見焼)の箸置きです。不思議とどことなく愛らしいキャラクター性も感じられます。

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こちらも角田さんのデザインで備中和紙から発売になった新作、A4サイズの和紙「KAMI」(2,100円)。1,000年以上の歴史を持つ伝統工芸品である手漉きの備中和紙が、贈り物にもよい専用の紙箱入りで素敵なセットになりました。

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角田陽太さん(左)と五十嵐元次さん(右)。「どうしても手がいちばん慣れた角度で作っちゃうから、角田さんが思うようにできたかな。難しかった」と恐縮される五十嵐さんに「いいんですよ!」と感謝する角田さん。親子ほどの年の差を越えた、おふたりの親しさと信頼関係が伝わってきました。

今回の展示会では、角田さんと小林雄一さんがデザインし、磁器製のボタンを五十嵐さんが制作されたシャツも販売しています。ぜひお越しください。



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[会場]CLASKA Gallery & Shop "DO" 渋谷パルコ店(渋谷パルコ パート1 B1F)
[会期]開催中~11月4日(月祝) 10:00〜21:00