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- 湘南T-SITE店 - Posted by shop staff

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CLASKA Gallery & Shop "DO" 湘南T-SITE店では、4月29日(金祝) から5月15日(日) までの約2週間、イラストレーター・サトウアサミさんの展示販売会「SATO ASAMI Hand-Printed POUCH」を開催します。

「SATO ASAMI Hand-Printed POUCH」展に並ぶのは、厚手の帆布やキャンバスの生地に、シルクスクリーンによるハンドプリントが施された大小さまざまなポーチたち。シルクスクリーンとは、木や金属などの枠に織り目の細かいスクリーンを張り、それを通して版の下に置いた素材にインクを刷るという版画や印刷の技法のひとつで、芸術の分野などでも広く普及しています。今回のポーチは、原画の制作から製版、プリントに至るまでをすべてサトウさん自らが手がけています。

展示販売会に先立ち、サトウさんが作業を行う都内のスタジオにお邪魔し、ポーチになる前の生地が出来上がっていく様子を見学させていただきました。

大きな作業台やいろいろな道具が並ぶスタジオの中は、小学校の図工室を思い出させるような、どこか懐かしい雰囲気。

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インクが飛んでいい味の出たワークコートを羽織り、サトウさんがてきぱきと作業を進めていました。

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生地の上に版を乗せ位置を合わせたら、スキージーと呼ばれるヘラのような道具を押し当て、インクを伸ばしていきます。版をはずすと...

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出来ました!

複数の版を用意すれば、このような多色刷りもできるのがシルクスクリーンの魅力のひとつ。

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聞くと、サトウさんはそのときの直感で、模様の重なるバランスや色合わせを決めていると言います。

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鮮やかな黄緑に重ねるグレーの濃さも、白と黒のインクを混ぜながらその場で作っていきます。

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時にはこんなに大きな版を使うものも!

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次々と刷り上がっていく生地を、乾燥棚に入れ乾かします。

使う版は同じでも、力加減や版を乗せる位置によってインクの濃淡や模様の出方に微妙な違いが生まれるのもハンドプリントならでは。このあと、出来上がった生地は縫製にかかり、様々なかたちのポーチに仕立てられて完成!この日の生地がポーチになって店頭に並ぶ姿を想像するとわくわくしてしまいます。

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「SATO ASAMI Hand-Printed POUCH」展では、ハンドプリントのポーチの他に、新柄のバッジもお目見えする予定です。これからの季節に、おでかけのお供に連れ出したいポーチたち。ぜひお気に入りを見つけにいらしてください。

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(写真・文:CLASKA Gallery & Shop "DO" 湘南T-SITE店 山本純子)

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[会場]CLASKA Gallery & Shop "DO" 湘南T-SITE店(湘南T-SITE 2号館 1F)
[会期]2016年4月29日(金祝)~5月15日(日) 10:00~21:00