「ひかり農園 新米フェア」開催中

- 湘南T-SITE店 - Posted by shop staff

CLASKA Gallery & Shop "DO" 湘南T-SITE店では、「ひかり農園 新米フェア」を開催しています。

東経135度の子午線上に位置する兵庫県明石市で、無農薬・天日干し・不耕起栽培にこだわったお米作りをされているひかり農園。「イセヒカリ」や「緑米」という、一般ではあまり流通していない品種のお米を主に、お米作りを行っています。

ec88d3303e810e56548653014e441b75b86101ad.jpg

ひかり農園が取り組む「不耕起栽培」とは、田んぼを耕さずに作物を栽培する栽培方法のひとつ。固い土壌で生きていくために強く根を張り育った稲は、農薬を必要とせず、病気や虫にも負けないたくましい稲に育ちます。

さらに、ひかり農園では天日干しにもこだわります。天日干しは時間と労力がかかるだけでなく、天候にも左右されるため、現在では農家のほとんどが乾燥機を使い、短時間でお米を乾燥させています。

天日で乾燥させた稲は、光合成によって生成されたデンプンとアミノ酸の甘みと旨みが籾に移り、機械で乾燥させるよりもおいしいお米になると言います。

自然栽培にこだわり、手間ひまかけて作られるひかり農園のお米たち。今回のフェアでは、伊勢神宮の祭事でも使われている御神米「イセヒカリ」と、"幻のお米" と呼ばれる希少な古代米「緑米」をご紹介しています。

8e3690bdc9121aacd9b5fae8dab186ef548459eb.jpg

すっきりとした口当たりが特徴の「イセヒカリ」。伊勢神宮では毎年10月に、その年に取れた新米を最初に神様に捧げ御恵みに感謝する神嘗祭(かんなめさい)が行われます。

このお祭りで神様に捧げるお米を御神米といい、イセヒカリはその御神米として扱われる大変貴重なお米です。口当たりはすっきりとしながら、後からじんわりと甘みが広がる奥深い味わいが特徴。冷めてもおいしく、お弁当にも向いています。

b8425681ce72df335ab25edf1dc9c6e3c654031a.jpg

縄文時代に伝わったとされている希少な古代米「緑米」。ネパールやラオスなどのアジア諸国で栽培されている緑米ですが、栽培がしにくいために日本では生産者が非常に少なく、"幻のお米" とも呼ばれています。通常のもち米に比べ、粘りが強く甘みがあり、お米を炊く際に少量を混ぜて炊くと、プチプチ、もっちりとした食感が楽しめます。マグネシウムや亜鉛などの栄養を豊富に含み、健康を気にする方にもおすすめです。

フェア2日目には、「イセヒカリ」と「緑米」のおいしさを実際に味わっていただくため、ひかり農園から増田卓也さん・沙織さんご夫妻にお越しいただき、土鍋を使った美味しいお米の炊き方を教わるワークショップも開催しました。

6f1f249bea14f217486074490661294f0db5be73.jpg

沙織さんには、土鍋でお米を炊くコツを伺いました。まずは乾燥した状態のお米を水で戻すため、「洗い米」にします。お米が割れたり欠けたりしないようにやさしく研いだあと、ザルに上げ、30分から1時間ほど吸水させます。今回は時間短縮のため、お米と同じ体積のお水に浸けて15分間吸水させました。

236cdafbc41217e8f8a9a17fc50233c1bc4ef9b3.jpg

吸水させたあとのお米。研ぐ前は透き通り黄味がかっていたお米が、白くパラパラとした状態になります。緑米を混ぜてお米を炊くときは、緑米だけ吸水時間を多めにしておくとやわらかくもちもちに炊き上がります。

e80b59678ddd138546582dea13fa0612bbc7d6da.jpg

火にかけ、中火で10分。ぐつぐつと沸騰した音が聞こえたら火を弱めて15分。その後、10秒ほど中火にかけたらすぐに火を止め10分蒸らします。

93f0d46b67526a90c8983b9f851beef9ee06ae1f.jpg

ふっくらつやつやに炊き上がりました!炊き上がったごはんはおにぎりにしていただきました。

5b49a97b8bf092d8719c47f7daf9bffc510e323e.jpg

土鍋で炊いたごはんは、遠赤外線の効果でやさしい味わい。あっさりとしたイセヒカリと緑米のプチプチした食感が好相性で、ぺろりと食べきってしまいます。

お手入れ方法など、慣れるまではコツが必要な土鍋ですが、やっぱり土鍋で炊いたごはんのお味は格別!炊き方は思ったよりも簡単なので、これまで躊躇していた方にも、ぜひ挑戦していただきたいと思います。

56922f871f7f21c1b93b10fd6979546b044dfa0c.jpg

ごはんが炊けるのを待つあいだ、卓也さんにはひかり農園やお米作りについてのお話を伺いました。

お米をおいしく食べるためのお米についての基礎知識や、自然栽培でのお米作りに取り組むひかり農園ならではのお話など、普段何気なく口にしていたお米に対する考え方が変わるようなお話ばかり。

「自然を相手にしていると予想ができないことばかりで、自分でコントロールができない分無茶をすることがなくなった」と話す卓也さん。「宇宙という大きな生命の中にいて、その恵みを少しだけお裾分けしてもらっている」という言葉が印象的でした。

1a82e1fc07c2abb56bdadce4f5ab9958d9392ee9.jpg

今回のワークショップのために、兵庫から来てくださった増田さんご夫妻と新君。お米作りについての貴重なお話とおいしい時間をありがとうございました!

「ひかり農園 新米フェア」は11月30日(水) まで。「イセヒカリ」と「緑米」のほか、おいしいごはんに欠かせないお茶碗や土鍋などの関連アイテムもご紹介しています。ぜひこの機会にご来店ください。


hikari_title.gif
[会場]CLASKA Gallery & Shop "DO" 湘南T-SITE店(湘南T-SITE 2号館 1F)
[会期]2016年11月11日(金)~30日(水) 10:00~21:00