upcoming exhibition
「前田美絵 陶展」

- 湘南T-SITE店 - Posted by shop staff

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CLASKA Gallery & Shop "DO" 湘南T-SITE店では、3月18日(土) から4月3日(月) まで、栃木で活動されている陶芸作家・前田美絵さんの陶展を開催します。

土の風合いを活かした素朴な雰囲気が魅力の前田さんの器。やさしい色合いと女性らしいたおやかなラインが、日常の食卓に明るさをプラスしてくれます。

湘南T-SITE店では初めてとなる前田さんの今回の展示に際し、アトリエを訪ね、お話を伺ってきました。

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大学時代は東京の美術大学で染織を学んでいたという前田さん。4年生のときに陶芸に出会い陶芸教室に通い始めますが、始めたばかりの頃は、模様をつけたり絵を描いたりとテキスタイルを陶芸に落とし込んだ作品を作っていたとのこと。

卒業後も地元・埼玉で作陶を続けていた前田さんが、現在の栃木にアトリエを構えたのは2年半前。

里山に囲まれ、近くに大きな川が流れるその場所の、自然が身近にあるという環境が気に入り移り住むことを決めたのだそう。また、別の陶芸家がアトリエとして以前使用していた場所で、設備が整い、すぐにでも制作を始められるという好条件も決め手の1つでした。

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栃木県の茂木という町は、焼き物の産地として知られる益子町の隣。これまで、使う土にこだわりを持たずに作品作りを行っていた前田さんは、素朴で気取らず、手馴染みのよい益子の土に出会い、自分は土を相手にしているのだと実感したと言います。

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前田さんの作品に使われているのは、主に益子の赤土と白土の2種類。土を精製する際に取り除いた砂を、敢えてこれらの土に混ぜることで、素朴な風合いが出る益子の土に、さらにあたたかみのある土の質感が出るようにしています。

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淡い色の器や花器が並ぶ作業台の上。テキスタイルが作品に反映されていた頃には使うことのなかった透明の釉薬も、益子の土の色を活かすために使うようになったのだとか。

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ぽってりとした土の質感が感じられる前田さんの器たち。日常使いしやすいかたちでどんな料理にも合わせやすく、日々の暮らしに寄り添うように、しっくりと手に馴染みます。

ひとり暮らしをはじめ、自分で料理をするようになって、料理と器の関係性も考えるようになったと言います。

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日々の制作スケジュールには特に決まりを設けず、出かける予定がなければ休みなく制作することも多いそう。そのストイックさに驚いていると、山の中にあるアトリエは日が沈むと暗くなってしまうため、冬は夏よりも制作時間が短めなのだ、と照れるように話してくれました。

お話しを伺っていると、言葉の端々に彼女の制作に対する真摯な姿勢が感じられ、前田さんの作品から滲み出ている実直さの正体がわかったような気がするのでした。

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今回の作品展では、春らしい色合いの花器を中心に、暮らしに息づく日常の器をご紹介します。また会期中には、多摩川沿いにある花屋さん「back to Nature」の大川智子さんにお越しいただき、前田さんの器を使って季節の草花をしつらえるワークショップも開催します。

ワークショップでは、お好きな器をお選びいただき、花器に見立てたしつらい方を学びます。土から作られる器は、草花との相性も抜群。日常使いの器も、工夫次第で様々な表情を見せてくれます。ぜひご参加ください。

前田さんの陶展は3月18日(土) から。あたらしい器を迎えて、日々の暮らしに春らしさを取り入れてみては。スタッフ一同、ご来店を心からお待ちしております。

(写真・文:CLASKA Gallery & Shop "DO" 湘南T-SITE店 山本純子)


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[会場]CLASKA Gallery & Shop "DO" 湘南T-SITE店(湘南T-SITE 2号館 1F)
[会期]2017年3月18日(土)~4月3日(月) 10:00~21:00

【ワークショップ】「前田美絵さんの器を使った草花のしつらえ」
展示中の器の中からお好きなものを1点ご購入いただき、その器に季節の草花をしつらえるワークショップ。back to Nature 大川智子さんに、日常使いの器を花器に見立てたしつらえ方を教わります。お花を普段飾り慣れていない方も、ぜひお気軽にご参加ください。

[日時]2017年3月19日(日)・20日(月祝) 各日11:00~12:30 / 13:00~14:30
[定員]各回6名様
[参加費]2,160円(花代・消費税込み、お菓子付き)※器の代金が別途かかります。
[持ち物]エプロン(お持ちの方は花ばさみ)
[ご予約]湘南T-SITE店 店頭またはお電話にて承ります。Tel:0466-47-2202